女の空間NPOは…
 2002年11月27日 特定非営利活動法人(NPO)として、
 東京都から認証を受けました。


女の空間NPOでは、財産や精神的遺産を、血縁関係を超えて、
自分の望む形で、望む相手に、女たちに、伝えたい・遺したい ...
という共通の関心を持つ女たちで集まったり、
語り合ったりする機会をつくっていきたいと考えています。

自分ひとりでは、具体的にはどうしたらいいのか分からないこともあるかもしれない。
でも、まず出会って、そして、語り合うところから始めましょう!

主な事業は、空間提供、ワークショップ、相談、情報提供です。
それぞれの、内容については、右側の欄にある、文字列をクリックして下さい。


* 目的

*--- 女から女たちへ、渡したい ---*

女が財産を持てない時代もありました。でも、いま私たちは自分の力で財産を持つことができます。
自分が稼いでつくった財産を、女たちに遺したい。こんな思いを実現するために「女の空間NPO」を作りました。
財産を提供したい人々の受け皿となり、提供された財産を、それを必要とする女・女たちのグループと結ぶ場です。
たくさんの方から提供があれば、たとえば女たちの事務所に、シェルターに、憩いの場にと女たちの空間が広がります。

こんなことを考え始めたきっかけの一つに、私たちの「老い」も影響しています。
老い・死を受け入れる準備をしつつ、自分の人生・生活を最後まで自分で決定し、自立した個人として生きていきたい。
「女の空間NPO」は、そのサポートをするため、講座、相談、情報提供もします。

社会のあちこちで、少しずつ風穴を開け、新しい関係を作ろうとしてきた私たち。
次は血縁を超えて、物理的・精神的な援助を行うネットワーク、新しい文化を遺したい。


* 女の空間NPO ・・・設立までの想い

女が女に空間をプレゼントする
大島かおり

そろそろ身辺整理を考えなくてはならない歳に私もなりました。たまたま持っているちっぽけな不動産を、女たちのために提供したらどうだろうか?

女のグループはどこでも、活動のために使える場所の確保に苦労しているではないか。でも個々のグループに当たってみても、だめでした。借りるのならいいけれど、資産として引き受けるのは難しく、覚悟もいるし、継続の責任も生じてきます。個人に思いを委託するのは限界があることがわかりました。

そこで夢想しました。女たちへ何かプレゼントを遺したいと思っている人はほかにもきっといる。提供する者と活用する者とをつなぐパイプが必要なのだ。プレゼントは一つ一つは小さくても、それを集めて運用する機関があれば、女の活動のために活かせるだろう。お金の提供も要る。だから不動産と動産の両方の寄付の受け皿になる法人組織の基金を設立すればいい。

こんな夢想を、あきらめずに話しているうちにさまざまな人々のご尽力で、現実に近づいていったのです。でも二つ三つの提供物だけでは、運営コストをまかなうだけで精一杯になりそうです。

私の、文字通りの貧者の一灯が呼び水となって、女の活動空間を確保し広げてゆくため、多くの方々の志が寄せられる場になることを願っています。

 

ともに生きる基金
長沖暁子

私の妹は1人の息子を残して30代で亡くなった。それから死は身近だ。ふと考える。うーん、両親が死んだ後に私が死ぬと、私の財産はみんな甥が相続するのか…。なんか変だぞ。

私は2軒の家のオーナーでもある。1軒目は障害者と健常者がともに生きる地域を作るためのたまり場として使われており、2軒目は障害者も含めた共同住宅だ。

いろいろな人と出会い、血縁だけでない人間関係の中から私自身の場を作っていく。そんな生き方をしてきたはずが、最後は血縁で締めくくられるなんて。

私が作ってきたものは、私の想いを継いでくれる人たちに遺したい。そこでいろいろな人たちが出会い、場を作っていけるような形で存在していて欲しい。女たち、社会から排除されてきたマイノリティーと呼ばれる人たち、実際に行く場のない人たちがいる。

自分の財産を血縁に遺すのは変だ。そう考えている人は他にもいるはず。戸籍制度の枠から、新しい関係に。女たちの財産は、女たちに遺そうよ。

女たちから女たちへめぐっていく
麻鳥澄江

1999年のある日、遺言を書く集まりで、ある女性が「私が死んだらこの物件はどうなるのだろう?」と言った。何も言えなかった。

同じ年、大島さんが「私の物件を女たちに使ってもらいたい。それも、私が生きている間に寄付したい」と言った。

同じ心を持つ女たちが他にもいるに違いない。そうか、何らかのNPOでも作ればいいのだ。そうしたら、長沖さんが「私の物件は性別の女だけとは限らなくても、使う内容で決めればいい」と言った。で、どうすればいいのか?

考えた結果、2002年のよき日に「女の空間NPO」が発足することになった。私は何も持っていないが、加担することはできると思った。

そこに弁護士が加わった。運営スタッフになる人が加わった。そして、そこに誰かが加わってくる。このようにして女たちの気持ちが他の人たちに伝えられていくのだ。

確かに運営や維持や手間ひまがかかるだろうけれど、かつて、国連の調査で「世界中の個人資産のうち、女性の占めるものは全体の1%」と発表されたままの状態が続いているこの世界・社会で、女たちが自分の財産を遺す先を選べるとしたら、このような基金もその一つになるだろうと信じている。

活動内容

定例の催し物

運営

その他